磐田市にある「桶ヶ谷沼(おけがやぬま)」にやってきた月組さん。秋から冬にかけて移り変わる自然を体験しにやってきました。
桶ヶ谷沼はバイパス沿いにあるのですが、一歩自然の中に踏み込むと、車の騒音も聞こえないほど静かなところ。
耳をすませば鳥のなく声や落ち葉を踏みしめる音も聞こえてきます。
ドングリはもちろん、大きなマツボックリやクリまで落ちていて、思わず自然物に目を奪われます。
桶ヶ谷沼は国内でも有数なトンボの生息地。
水たまりに近づくと赤いトンボ「アキアカネ」が飛んでいます。
観察していると帽子のところにアキアカネがぴたっと止まりました。
それを見た子どもたちは「私のところにもきてー!」とトンボに向かって指を差し出していました。
きまぐれなトンボは何人かのお友達に止まったあと、どこかへ飛んで行ってしまいました。
お弁当を食べた広場の横には、草と木しかない広い原っぱがありました。
人工的に作ったような草が倒れている道がたくさんあって、「迷路みたいだ!」と大喜び。
あっちにいったり、こっちにいったり、広い場所で走りまわるのが嬉しそうな子ども達でした。
「これは何の花かな?」
「これ、なんかお髭みたい!ほらみてー。」
「でっかいマツボックリができてる松の木を見つけたよ!みんなには内緒ね…。」
「ひっつき虫(コセンダングサ)だぞー!それー!(友達に付けて遊んでいました)」
遊具なんてなにもないただの原っぱなのに、子ども達はとても楽しそうに過ごすことができました。
子どもは遊びを見つける天才ですね!
たくさん遊んでバスに戻る途中、「あ、動物がいるよ!」と発見した子がいました。
指さす方向をみんなで見て見ると、ウマのような大きな動物がこちらを見ています。
どうやら野生のカモシカ(?)のようでした。
しばらく子ども達のことをじっと見つみていたカモシカ(?)ですが、あっという間に山の方へ走って行ってしまいました。
とても貴重な体験ができた桶ヶ谷沼散策でした!