少し前の話になりますが、園庭で穴掘りをしていた子どもたちが、古いバッジを見つけました。桜型のプラスチック製の名札は、今は使われていません。その特殊な名札と、花1組と書かれていたことを手掛かりに、古い卒園アルバムを探してみたら・・・落とし主を見つけることができました。
バッチの持ち主はなんと46年前の卒園生!
子ども達は「落とした人に届けたい!!」と早速手紙を出すことに。なかなか返事がこなかったのであきらめかけていた卒園間近にようやくお返事が届き、子ども達はびっくり!そして大喜び!
そして卒園式前日の今日。バッチの持ち主の方と無事対面することが出来ました。当時の幼稚園の思い出を聞き、遊具や遊戯室、バスや先生、友だちのこともよく覚えていて、懐かしがってくださいました。
今は警察官として働いていらっしゃると伺い、警察官のお仕事など、子どもたちは興味深く聞いていました。わざわざ訪ねてくださったお礼に、みんなで「ね」の歌と園歌を歌ってプレゼントし、大変喜んでいただきました。
長い時を経て、卒園生と子ども達をつないでくれた、サクラのバッチのお話でした。
※ このエピソードは3月16日の中日新聞に掲載されます。